マイナンバーカードリーダーの設置は必要?

目次

ここでは、レセコン導入時にマイナンバーカードリーダーは必要なのか、導入のメリットなどをまとめています。

マイナンバーカードリーダーについて

マイナンバーカードリーダーとは、その名の通りマイナンバーの情報を読み取るための機器です。登録された顔データと、歯科医院を訪れた人物の顔データを照らし合わせて本人確認ができるようになります。

マイナンバーカードでの本人確認は、これまでの保険証を使った本人確認と比べて偽装やなりすましが難しいのが特徴。カードの利用者が本人かどうか、より高い精度でチェックすることができます。認証が完了した後は、オンラインにて資格情報の確認を実施する流れとなります。

歯科にマイナンバーカードリーダーを設置するメリット

業務負担の軽減

オンライン資格確認を行えば、現在の資格情報をオートで取り込めるようになります。従来の本人確認で使用していた保険証に起こりがちな期限切れが発生しないため、手入力や資格過誤などを原因とした事務作業、レセプト返戻の作業負担を軽減できるでしょう。また、ヒューマンエラーを回避できる点もメリットです。

誰もが簡単に利用できる

マイナンバーカードリーダーには広角レンズが付いているため、小さな子どもや車いすを利用している人でも難なく認証できます。ほとんどの機器には「静電容量方式タッチパネル」が採用されているため、力の弱い人でもストレスなく操作できるでしょう。

レセコンと連動できる

マイナンバーカードリーダーを導入すれば、すでに利用しているレセコンと連動できます。レセコン端末とオンライン資格端末の2つを用意する必要がないため、省スペース化が可能です。

歯科医院の受診のみならず、薬の処方歴や既往歴などのデータを医師間で共有できるので、医療体制を整えるのにも役立ちます。

マイナンバーカードリーダーで本人確認をする流れ

メニュー画面やカードをかざす位置は製品ごとに異なりますが、基本的なステップとしては、まずマイナンバーカードをリーダーに置きます。その後、顔認証と暗証番号から好きな認証方法を選択。顔認証の場合は、カメラに顔をかざすことで認証が終わります。

認証後は、受診者のデータなどの閲覧に同意することで受付が完了します。

マイナンバーカードリーダーで本人確認できない場合は?

マイナンバーカードリーダーで本人確認ができなかった場合、まずは患者さんの保険証やマイナポータル資格情報画面から改めて本人確認を実施します。この方法でも確認できなった際は、患者さんに被保険者資格申立書の記入を依頼し、記された内容で問題なく資格確認ができた場合にのみ、自己負担分の支払いを求めてください。

参照:日本歯科医師会|マイナンバーカードによるオンライン資格確認を行うことができない場合の対応について(https://www.jda.or.jp/dentist/mynumber-online/)

マイナンバーカードリーダーはどんな機器?

マイナンバーカードリーダー製品画像

画像引用元:パナソニックコネクト公式HP(https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/facial-recognition/onlineinfo)

筐体デザインや誰もが見やすい画面レイアウトが特徴的。直感的な操作が可能で、使いやすさも抜群です。カードの置忘れ防止機能や手袋を着用したまま操作できる機能など、スムーズかつトラブルを最小限に抑えられるような工夫が凝らされています。

これを選べば間違いなし! 【診療科目別】
歯科レセコン3

分かりづらい歯科用レセコンを、診療科目別におすすめの3製品で比較してみました。
ターゲットや診療内容に合わせて適切なレセコンを選びましょう。

一般歯科・小児歯科
におすすめ
柔軟なカスタマイズ性と
直観的で簡単な操作性

FLEX NEXT-Pro

FLEX NEXT-Pro
画像引用元:ウィルアンドデンターフェイス公式HP
(https://denf.co.jp/)

特徴

電子カルテ・診療計画・予約・リコールなどの定番機能を備えた上で、部位を選ぶだけでカルテを開かず処置履歴を検索できるなど、使いやすさを追求

電話や遠隔操作サポートで安心。

システム:オンプレミス型

矯正歯科・審美歯科
におすすめ
画像の比較や
編集機能が豊富

oassis

Oassis
画像引用元:Oassis公式HP
(https://o-assis.com/)

特徴

ゴム掛け処置など矯正歯科に特化した記録システム。

画像の編集、手書き、比較、AIによる自動分類、自由配置の組写真など、患者に分かりやすく説明できる機能が多い。

システム:クラウド型

口腔外科・総合病院
におすすめ
医科との連携で
業務を効率化

With

With
画像引用元:メディア株式会社公式HP
(https://www.media-inc.co.jp/product/hisw/)

特徴

医科と歯科でカルテや運用方法を使い分ける必要がなく、二重管理によるミスやトラブルを防ぐ

予約や会計を医科と一本化でき、入院患者にも対応可能。

システム:オンプレミス型