歯科の受付の業務効率化や省力化のためにも重要である予約管理。予約管理システムを導入してもよいですが、歯科用レセコンにも予約管理機能はあります。両者の実際の特徴を調査したので、比較してみましょう。
歯科で予約管理を行う必要性
スタッフの業務負担を減らすことが可能
いかに限られた人数で医院を運営するかについては、今後の歯科医院でも避けて通れない課題です。このような課題の解決策として注目を集めているのが、予約管理です。
予約管理ができれば、インターネットから自動で予約を受け付けられるようになり、予約の電話対応に追われていたスタッフの負担を軽減することができます。一人ひとりの負担が減ることで、本業である診療に集中しやすい環境が生まれるでしょう。仕事や職場に対する満足度が上がり、定着率の向上も期待できます。
来院数アップが期待できる
電話での予約のみの場合、どうしても予約受付は診療時間内に限られてしまいます。業務に追われていると、予約の電話を逃してしまうケースもあるでしょう。その点、インターネットから予約受付できれば、24時間365日いつでも予約受付が可能です。
電車での移動中や就寝前など思い立ったときに予約できるようになります。患者さんの都合を邪魔することなく来院を促進でき、来院数アップにつながるでしょう。
歯科用予約システムの機能
予約の管理
ネット予約と院内予約を総合的に管理することが可能。いつだれが予約をしているか、いつの予約が空いているのか一目で把握できます。
患者情報管理
患者さんの予約履歴をはじめとしたさまざまな情報を蓄積し、リスト化。情報は再来院の促進に活用可能です。
LINE連携
LINEから、予約受付やリマインド通知をすることができます。友達追加した患者さんへのメッセージ配信を行うことも可能です。
予約のリマインド
予約日時が近づくと、自動的に確認メールを送信します。予約忘れを防止するとともに、キャンセル率の減少が期待できます。
リコール
一定期間来院していない患者さんへ、再来院を促すメールを配信します。自動配信や患者さんごとの個別配信など、自由に設定することが可能です。
参照元：エンパワーヘルスケア（https://haisha-yoyaku.jp/docs/lp/apo_lp/）
歯科用レセコンの予約管理機能は？
FLEX NEXT Pro（ウィルアンドデンターフェイス）
予約管理を電子化したい医院向けの予約機能、予約管理を紙で管理したい医院向けの簡単アポ帳のふたつの機能から選ぶことができます。予約機能では、スタッフ別やチェア別など医院ごとの特徴に合わせてカスタマイズ可能です。
参照元：ウィルアンドデンターフェイス（https://denf.co.jp/product#function）
Julea（ピクオス）
予約管理システム「デンタマッププラス」が、Juleaと連動しています。Juleaの価格そのままで利用可能です。
参照元：ピクオス（https://www.julea.jp/function_acceptance.html）
まとめ
予約管理システムは予約の管理だけでなく、メールの送信やライン連携など歯科受付業務の幅広いサポートを行うことができます。歯科用レセコンは、レセプト作成や保険点数計算・レセプト点検の効率化など予約管理以外の機能がメインです。
そのため、歯科用レセコンの予約管理の機能は必要最低限しか付いていません。自院にとって予約管理の機能が必要最低限でもよいのであれば、予約管理機能のあるレセコンを選ぶことをおすすめします。
