ここでは歯科用レセコンの操作のしやすさの重要性について解説。どれほど多くの機能があっても使わなければ宝の持ち腐れ。レセコン活用のコツや導入前のデモやお試し期間の利用についてご紹介します。
自分の手で触ってみることが大事
レセプト業務の流れに沿って実際に操作
レセコンは歯科医院の受付業務に必須のものですが、使い方が分からなかったり機能を理解していないとスムーズな処理ができません。使いこなすためには、マニュアルを読むだけではなく実際に自分の手で触ってみることが大切です。
歯科レセプト業務の流れに沿って操作方法を整理しておきましょう。レセコンに情報を入力すると点数が自動計算され、必要事項も追加しレセプトを作成します。ある程度の入力ミスであればエラー表示でわかります。
入力値が間違えていれば計算結果も変わるため慎重にチェックします。医師による最終確認が行われ問題がないと判断されればレセプト作成は終了です。レセコンを利用する際は、こうした一連の作業が迷いなくできるかが重要です。
搭載機能の理解と操作性とのバランスが重要
レセコンにはレセプト作成以外にも患者や予約管理、日計表作成などの歯科業務に役立つ機能が搭載されています。またカルテ作成や情報提供文書、経営分析など歯科医院全体を管理できる高機能のレセコンもあります。
こうした機能を活用すればさらに業務効率化が可能になりますので、メインのレセプト作成以外にどんなことができるかを理解しておくことも大切です。但し、機能の多さは操作性の悪さにもつながるためレセコン導入の際は使い勝手とのバランスも考えます。
デモの閲覧やお試しできるところもある
レセコンは実際に触って操作を覚えることが大切ですが、導入後に使い勝手の悪さがわかると後悔することになります。そうした失敗を避けるためには、説明を受けるだけだけでなく事前に操作性を確認しておくことをおすすめします。
レセコンメーカーや販売店の中には、デモで実操作を体験できたり、自由に使えるお試し期間を設定しているところもあります。それらを利用すれば後から操作に戸惑うこともなく安心してレセコンを導入することが可能になります。
レセプト業務に携わる担当者が使えなければレセコン導入は意味がありませんので、そうした現場スタッフによる事前チェックは必ず行いましょう。機能数だけに目を奪われるのではなく自院に合った使い方ができるかどうかに重点を置きましょう。